各プロジェクトの紹介

各プロジェクトの紹介

■Ruby・OSSプロジェクトセンター

松江発国際プログラミング言語

センター長 野田 哲夫(法文学部・教授)
設置期間 H24.12.28~H30.3.31
研究テーマ オープンソース・ソフトウェアの開発スタイルの総合的研究と教育・人材育成への応用の研究

 COC関連科目は、単に地域を学ぶだけではなく、学生が所属する学部で学んだ専門的な知識や技術、経験を、卒業後に実社会で活かすためにあります。ベースストーン科目は専門知識と地域とを結ぶ基石となり、キャップストーン科目は専門知識を地域で活用するための冠石となります。さらに、実践の場として多くのインターシップが準備されています。構造化されたCOC関連科目と各学部の専門教育科目を段階的、有機的なつながりのもと履修することで、地域で活躍するための力を養います。

■くにびきジオパークプロジェクトセンター

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豊かな自然文化資源

センター長 野村 律夫 (教育学部・教授)
設置期間 H24.12.28~H30.3.31
研究テーマ 出雲地域の日本・世界ジオパークへの学術的貢献

 出雲地域の大地は,大陸の時代,大陸からの分離,日本海の形成,列島での火山活動,氷河期,沖積平野・汽水湖の形成といった歴史をたどってきた.このような多様な地質学的背景をもった地域は,出雲の地をおいて他に国内にはない。ここでは日本海を隔てて大陸に面するという独特の大地に規制されて,動物・植物に特徴的分布がみられ,またこれらの生物資源を利用した農林水産業が営まれてきた.さらにそれらにもとづく出雲地方独特の文化や産業が発展してきた.いわゆる出雲文化の形成であり,ジオパークとして認知される意義がそこにある。これらをいま学術的に見直し,学際的に関連づけることで新たな出雲文化のイノベーションに繋げていく.研究成果は地域社会と連携しながらジオパークへの申請のため基盤とし,また学際的授業として学内外に公開する。島根大学の学生及び一般市民が,学際的授業を通して学んだ成果は,ジオパーク・インストラクターとして地域社会へ還元させる。さらに日本国内に限らず海外に向けて出雲の自然・歴史・文化を多様な手段で発信し,大学教育・社会教育に役立てる.本プロジェクトはステップワイズに進め,3年計画で出雲地域を日本ジオパークへの申請と登録,および5年計画で世界ジオパークに申請と登録されることを目指す.

■疾病予知予防プロジェクトセンター

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成熟した高齢社会の実現

センター長 並河 徹(医学部・教授)
設置期間 H24.12.28~H30.3.31
研究テーマ 島根県の地域住民を対象とした生活習慣病,加齢性疾患のコホート研究,地域住民の健康長寿実現のための研究

 島根県内のいくつかの地域で実施している健康調査を基盤に、5000名を越えるコホートを確立し、認知症、高血圧、肥満、動脈硬化症、膝関節症、緑内障、深部静脈瘤などの生活習慣病、加齢性疾患の発症進展にかかわる因子を、遺伝要因から生活習慣、ソーシャル・キャピタル、居住環境まで幅広い範囲で明らかにし、住民の健康長寿に資することを目標としている研究である。

■ナノテクプロジェクトセンター

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地域資源を生かしたものづくり

センター長 藤田 恭久(総合理工学研究科・教授)
設置期間 H24.12.28~H30.3.31
研究テーマ
  1. ナノ材料の評価技術とその応用技術の研究
  2. ナノ粒子塗布型デバイス作製技術の研究
  3. ラマン分光の医生物学への応用

 島根大学では、安全・安心、低コストで簡易に作製できるナノ材料の開発とたたら製鉄のナノテクノロジーの研究で培ったナノ材料の評価技術を有する。これらをもとに新しいデバイスプロセスを用いたナノ粒子塗布型デバイスやラマン分光法の医生物学への応用など、ナノテクノロジーをこれまでの研究と組み合わせた境界領域の研究へ展開する。これらの取組をもとに医理工農連携プログラムやナノテクの国際交流、地域企業との交流などに貢献し、島根大学の教育研究のレベルアップと産学連携への展開を推進する。

■自然災害軽減プロジェクトセンター

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地域災害の特性解明と対策

センター長 汪 発武(総合理工学研究科・教授)
設置期間 H24.12.28~H30.3.31
研究テーマ 山陰地域を対象とした自然災害の特性解明と効果的な防災・減災方法の検討

 山陰地域における過去の地震・津波・火山災害、気象・洪水災害、斜面・地盤災害等のデータベースを作成し,それらの地域特性を解明して,効果的な防災・減災方法を検討する。また,それらと並行して自然災害と防災にかかわる教育を留学生も含めて実施し,防災にかかわる国際的な人材育成につとめる。成果は学術論文等のほか,HPおよび市民向けの講演会等により公表する。

■農林水産業の六次産業化プロジェクトセンター

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特産品高価値化

センター長 板村 裕之(生物資源科学部・教授)
設置期間 H24.12.28~H30.3.31
研究テーマ 出雲地域特産品の第六次産業化

 島根大学が持つ1)地域特産品の価値(機能性および食味)を高める技術、2)環境循環型技術のシーズをもとに、地域の農林水産業者および第六次産業関連企業、公設試験場、行政機関と連携し、島根県における農林漁業生産と加工・販売の一体化、地域資源を活用した新たな産業の創出を促進する。

■ヒッグス・初期宇宙プロジェクトセンター

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究極の物理法則を探る

センター長 波場 直之(総合理工学研究科・教授)
設置期間 H26.2.17~H31.3.31
研究テーマ ヒッグス粒子と初期宇宙に関する理論的研究

 2012年のヒッグス粒子の発見により素粒子の標準理論は完成されたが、ヒッグス粒子が引き起こす相転移に関してのメカニズムは未だ全くわかっていない。他にも、ニュートリノの極微質量や宇宙に存在するダークマター等の問題が有り、標準理論は究極の理論ではない。本研究では、『ヒッグス粒子がニュートリノ極微質量の起源になる可能性の研究』等の新しいヒッグス機構や、初期宇宙の研究を手がかりにして、標準理論を超える新しい物理の探究をおこない、素粒子実験や宇宙線観測でどの様に観測できるかを調査・研究する。

■水産資源管理プロジェクトセンター

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地域産業資源のほりおこし

センター長 荒西 太士(汽水域研究センター・教授)
設置期間 H26.2.17~H31.3.31
研究テーマ 有用水産資源の開発、管理、保全、培養および増殖に関わる調査研究

 日本海側の国立大学初の水産学に関する高等教育研究組織として当センターを設置し、有用水産資源の開発、管理、保全、培養および増殖に関わる調査研究を推進する。さらに、関係機関と協力して山陰地方の地域特性を考慮した研究成果の実用化を促進し、山陰水産業の持続的かつ安定的な振興に資する。

■ウッド・デザインプロジェクトセンター

木質建築を活かした街

センター長 中井 毅尚(総合理工学研究科・准教授)
設置期間 H26.2.17~H31.3.31
研究テーマ
  1. 木造建築を生かしたまちづくり:都市計画部門
  2. 木造建築の安全性:建築構造部門
  3. 木造建築の住み心地:住環境部門
  4. 木造建築の材料開発:材料部門
  5. 木造建築の遺産的価値の再発見:建築史部門
  6. 木造建築の社会的プレゼンテーション:建築構法部門

 少子高齢化社会が到来しつつある現在、高齢者の大部分は、木造住宅で暮らしていると言っても過言ではない。とりわけ島根県は、国内でも有数の高齢者比率と木造住宅比率のいずれも高い地域である。とすれば、地域医療・地域介護の面からも、バリアフリーを含めた今後の木造住宅のあり方を、「エコロジー」や「省エネ」といったキーワードと共に再検証する必要が急務である。
地域への密着を目指す島根大学としては、地域社会に対して学術的な視点からより豊かな暮らしを提案する責務があると考えるが、6つのテーマを掲げた当プロジェクトセンターはその一翼を担うと考えている。

■医・生物ラマンプロジェクトセンター

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生命(いのち)のきらめきを視(み)る

センター長 山本 達之(生物資源科学部・教授)
設置期間 H26.2.17~H31.3.31
研究テーマ ラマン分光法の医・生物応用研究

 非侵襲的で,生細胞への損傷が少ないラマン分光法の利点を活かすと,生細胞や生体組織を生かしたまま,代謝などの測定解析が可能である。本プロジェクトセンターの目的は,ラマン分光法を,主に医学・生物学分野における解析ツールとして活用するための,基礎的・応用的研究を進める。ナノテクプロジェクトセンターと緊密に連携して,学術国際交流を進めながら,国際ラマン拠点の確立を目指す。

■たたらナノテクプロジェクトセンター

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地域発の伝統的ナノテクの発展

センター長 大庭 卓也(総合理工学研究科・教授)
設置期間 H26.4.1~H31.3.31
研究テーマ 結晶学的組織解析

 日本刀は金属材料の伝統的ナノテク製品と考えることができるが、機能の発現には結晶の構築、構成に大きく依存している。本プロジェクトセンターでは主に金属製結晶材料の(主に力学的な)機能発現を結晶というミクロな観点から解明していく。

■先天異常総合解析プロジェクトセンター

健康な次世代を創る

センター長 大谷 浩(医学部・教授)
設置期間 H26.4.1~H31.3.31
研究テーマ ヒト・実験動物の正常及び異常な発生過程の医生物学、数学を含む学際的アプローチによる総合的な解析

 ヒト胚子・胎児および実験動物胎仔の正常および異常な器官形成・組織形成過程について、形態学的、発生工学的、分子生物学的手法による解析と定量的情報の数理解析の統合により包括的理解を推進する。

■膵がん撲滅プロジェクトセンター

島根発の抗体医薬開発を目指して

センター長 浦野 健(医学部・教授)
設置期間 H26.4.1~H31.3.31
研究テーマ 膵がんを標的とする新たなバイオ医薬品・免疫療法の開発

 島根県に多い膵がんの撲滅を目指し、島根大学医学部・附属病院を中心に、基礎及び臨床研究を集学的に推進し膵がんに対するバイオ医薬品など低侵襲的な新規治療法を開発する。

■古代出雲プロジェクトセンター

歴史資料による地域研究と情報発信~古代出雲像の再構築~

センター長 大橋 泰夫(法文学部・教授)
設置期間 H26.4.1~H31.3.31
研究テーマ 出雲文化研究

 古代出雲について、考古学および文献史学に関連する史資料の資料化を実施し、地質学との学際研究を加えて、総合的な検討を行う。